Webライターをはじめて「SEO(エスイオー)」という言葉を目にした方は多いと思います。
今の時代、最低限のSEOの知識は持っておかないとWebライターで稼いでいくのは難しいです。
とはいえSEOは非常に奥が深く、簡単にマスターできるものではありません。
この記事では、初心者Webライターが最低限知っておくべき「SEO」についてなるべくわかりやすく解説をしています。
本当に「SEO」を理解しようとすると情報不足であることは否定できませんが、まずはこの記事に書いてあることは頭に入れておくようにしてください。
目次
SEOとは検索結果の上位に表示させるためにやること

SEOとは(Search Engine Optimization)の略で、日本語では「検索エンジン最適化」と表現されます。
何かネットで調べ物をする時、Googleの検索窓に単語を入れて検索した経験がありますよね?
その時に、検索されて1ページ目の上位に出てきた記事やサイトを見たはずです。
このように、検索されて上位に表示され、読者を集めるための方法を「SEO対策」と呼びます。
大前提:SEOを完璧に分かっている人は誰もいない

大前提として「SEO対策」を完璧に分かっている人はこの世にいません。
なぜなら、Googleが正解を公表しているわけではないからです。
あくまでもみんな「こういう施策をしたら上位表示されたから、たぶんこうなんだろう」という推測の元にSEOの情報は発信されています。
もし、完璧に理解している人がいたら、その人が全てのキーワードで上位表示ができることになりますから、そんなことはありえないのです。
また、Googleは定期的にアップデートを行い「SEOの常識」は頻繁に変わります。
これを「コアアップデートとか、アルゴリズムアップデート」などと呼ばれたりします。
1年や半年前の情報でも、すでに古くなっていることもあるので注意しましょう。
この記事は常に最新の情報にアップデートするように注意していますし、変わらない根本的な考え方についてお伝えします。
SEO対策について知っておくべきこと

SEO対策について知っておくべきことは無数にあります。
難しいこともたくさんあるのですが、ここでは厳選に厳選して3つに絞りました。
- 検索エンジン=Googleと考えて良い
- Googleが掲げる10の事実があることを知っておく
- ユーザーファーストが重要
頭に入れておいてください。
検索エンジン=Googleと考えて良い
先ほどから「Googleでは」という話が出てきました。
中には「私はYahooで検索しています。」という方もいるでしょう。
実は、YahooやGoogleと同じ仕組み(検索アルゴリズムと言います)を使って順位を決めています。
日本では、GoogleとYahooで検索する人が全体の90%です。
ですので、SEO=Googleの検索で上位表示されること。と覚えて差し支えありません。
Googleが掲げる10の事実があることを知っておく
Googleの検索アルゴリズムは、「Googleが掲げる10の真実」を達成する手段の一つとして存在しています。
つまり、「Googleが掲げる10の真実」を目指すことに役立つことがSEO対策でも有効ということです。
全てを覚えておく必要はありませんが、一度Googleのサイトに目を通しておくと良いでしょう。
ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
遅いより速いほうがいい。
ウェブ上の民主主義は機能します。
情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
悪事を働かなくてもお金は稼げる。
世の中にはまだまだ情報があふれている。
情報のニーズはすべての国境を越える。
スーツがなくても真剣に仕事はできる。
「すばらしい」では足りない。
引用元:Googleが掲げる10の真実」
ここでは、特にWebライターに関係が深い3つについて簡単に説明します。
ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
これはユーザーのためになる記事を書くことが重要であるという意味です。
文章の書き方や表現で困ったらユーザーのためになるかどうかで判断しましょう。
- この表現で伝わるか?
- わかりやすいか?
- 無駄な文字はないか?
とても難しいですが、ユーザーが文章を見てどう感じるかを考えながら書くと良い文章が書けます。
遅いより速いほうがいい。
Googleはページ速度スピードを上げることを重視しています。
Webライターとして文章を書いて納品するだけであれば、あまり関係ないかもしれません。
ですが、WordPressへ直接書く案件や、ブログの運営では重要になってきます。
表示速度を早めるための方法はたくさんありますが、重要なのは画像は圧縮して使うことです。
画像圧縮にはページを使い、ブログを運営するならプラグインを導入するようにしてください。
情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
これはスマートフォンでページを見ること指しています。
Webライターとして気をつけるべきことは、スマホで見た時に見やすい改行になっているか?というところです。
パソコンで見た時は見やすいのに、スマホで見ると文字が詰まってみにくい……
そういったことはよくあります。
書き上げた記事をスマホで確認すると良いでしょう。自身のブログで感覚を掴んでおくと良いですね。
読者ファーストが重要
「Googleが掲げる10の事実」にもあったように、記事を読んでくれる読者のことを考えるのが一番のSEO対策です。
確かにSEO対策にはテクニックがあり、時代によっては裏技のようなテクニックがあることもあります。
ですが、Googleはそういった裏ワザを許さないように日々改善を続け、コアアップデートに反映させているのです。
ですから、一時的に裏ワザでSEO対策をして検索上位に表示されたとしても、いずれ落とされてしまいます。「重要なのは結局読者ファースト」ということを覚えておきましょう。
Webライターが意識するべき読者ファーストとは

SEO対策はやることがたくさんあります。
- 読みやすい文章を書く
- タイトルや見出しにキーワードを含める
- 見やすく装飾をする
- 箇条書きを使う
- ページの表示速度を速くする
- 被リンク(他のサイトからリンクをもらうこと)を獲得する
これらの目的は全て読者ファースト
読みやすい文章や装飾、箇条書き、キーワードをタイトルや見出しに含めるのは読者が理解しやすいようにするため。
ページの速度を速くするのは、読者にストレスを与えないため。
被リンクは、記事の信頼性を担保するため。
結果的には全て読者のためになることをGoogleは評価します。
Webライターとして仕事を進めると、ディレクターやWordPressへの直接入稿などで関係してくることも多いでしょう。
ただし、最初は構成や装飾はディレクターがやってくれ、サイトの運営には関わらない案件がほとんどです。
ですので「初心者Webライターとしてもっとも重要なSEO対策は、読みやすい文章を書くこと」と覚えておいてください。
- この文章を読んだら読者がどう思うか?
- 誤字脱字はないだろうか?
- 余計なことは書いていないだろうか?
こういったことを考えながら文章を書くと、良い文章が書けるようになります。
SEOを書籍で学ぶのもおすすめ

SEOはネット上の情報や、実践を通して少しずつ学んでいく必要があります。
ですが、最低限の知識を体系立てて学ぶには書籍がおすすめです。
ただし、書籍の情報は更新がされないため、あまりに古い本だと今の時代にあっていない可能性があります。
ここでは下記の書籍をおすすめします。
ストーリー仕立てになっていて読みやすく、本質が書かれているのでおすすめです。
その他、SEOに限りませんが、おすすめの書籍は以下でご紹介しています。
まとめ:SEOは少しずつ学んでいこう

SEOについて、本当に簡単に解説をしてきました。
正直なところ、この内容ではまったく足りません。
しかも、SEOは日々変化するので常に情報収集をしておかないとすぐに知識が古くなります。
まずは次の2つを頭に入れてください。
- SEOの目的はGoogleの検索で上位表示されること
- Googleが目指しているのは究極の読者ファーストであること
Webライターとして仕事をするにあたり、まずは上記は頭に叩き込んでおきましょう。
まずは自身でも学び、Webライターに挑戦してみてください。
クライアントさんからのフィードバックで学ぶこともたくさんあります。
学び続ける姿勢があれば必ず稼げるWebライターになれますよ。頑張りましょう!